パワーユニットのパフォーマンスについて、ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは明言を避けるが、想定から大きく外れているというようなことはないようだ。

田辺豊治ホンダF1テクニカルディレクター

「今我々の持っている実力で走っています。今回走ったパワーユニットの状況を見て、実走で走らせたものとダイナモで耐久テストをやったものとを見比べて、それがダイナモ上で表現されているのかどうか、どちらの方が厳しいのか、そういうところも含めて最終的にメルボルンに向けて使い方なども込みで煮詰めていきたいと思っています」

 そしてこの日もパワーユニットはノートラブルで『開幕戦を睨んだ仕様』を投入してからのこの3日間で計342周1595.43kmを走破し信頼性の確認もさらに進めた。

 ガスリーはこの日のフルアタックの結果を見て、中団グループで戦えるという感触を掴んだようだ。

 しかし依然として柔らかいタイヤの扱いは容易ではなく、理想を言えば計測1周目に最速タイムを刻みたかったというガスリーは、まだまだ開幕までにデータ分析とタイヤへの理解が必要だと気を引き締め直すことも忘れなかった。

「自分たちがどのあたりにいるのかはおよそ分かっているよ。さらに改良の努力が必要なこともね。トップ3チームは次元が違うから彼らと比較することに意味はない。でも僕らが中団で戦えることは確かだし、それはポジティブなことだよ」

「だけど中団はとてもタイトな戦いだから、開幕戦までの残りの8日間で全てを分析しやれるだけのことをやらなければならないと思っているよ。さらに進化させたマシンでメルボルンに臨めば、僕らは良いポジションにいられると思う」

 テストは残すところ1日。ここでしっかりと走り込み、中団グループで戦える予感を可能な限り確信へと変えてメルボルンへ臨みたい。

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