■マシン展示やゲストのトークショーも。インフィールドパスを設定へ
また、これまで非常に高額なパドックパスを手に入れなければ近づくことができなかったパドックに“近づける”パスが用意されることになった。
今季は先述の『Legend F1 SUZUKA 30th Anniversary Lap』に出走するすべてのマシンを、F1のパドックに最も近いインフィールドエリア(A-1パドック)に展示するという。この入場には別途1万円のインフィールドパスが必要となり、当然ながらパドックそのものに入ることはできないが、インフィールドエリアではマシンの展示、そしてゲストドライバーによるトークショー等が展開されるという。
さらに山下社長は、現在まだ詳細は決定していないとしながらも「日本GPをこれまで29回開催してきて、毎年来られている方も、初めての方もいる。そのすべての人たちが『30回目』の記念の大会に来たということを、なんらかのかたちに残したい」と、紙のチケットではなく、プラスチック等の手元に残したいチケットにすると語った。
■将来のF1ファンを増やすために。契約延長は交渉継続中
また、今季は子ども〜中学生は全席3000円にしたり、高校生、大学生はV1席に10000円の特別料金を設定するなど、「ひとりでも多くの方に来場してもらって、将来に繋げていきたいと思っています」と山下社長は語っている。
その他にも、FOM公認となる『謎解きゲーム』を3月3日〜10月8日にゆうえんち内で開催するなど、山下社長は「F1ファンを増やす、オープンなF1にするという点」でFOMと協力ができていると語った。気になる2019年以降の開催についてはまだ契約が結べていないと言うが、「今後も継続して開催したいと思っている」と山下社長。
「昨年から折にふれて、複数回ヨーロッパに行ってFOMのメンバーと議論を重ねている。ただ、我々としては30回開催してきて、2年間途切れたことはあるが、これだけ継続してF1を開催してきたコースはなかなかありませんから」