そのため、ウイリアムズは今回のテストでは新車に関するさまざまなデータ取りを行わなければならなかった。風洞実験で得られたデータのコリレーション(相関関係)分析。車高の変化によるダウンフォース量の変化。セットアップ変更によるハンドリングの変化。やらなければならないプログラムは多岐に渡った。

 しかし、1回目のテストは天候に恵まれなかった。2回目のテストで、ほかのドライバーがハイパーソフトなど軟らかめのコンパウンドを次々と試していく中、ランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンの2人のドライバーはひたからミディアムとソフトでデータ取りに専念していたのは、そういった背景があったと思われる。

 したがって、ウイリアムズもテストでのベストタイムは実力ではない。だが、フォース・インディアと違って、マシンのコンセプトを転換しているため、FW41に確実にポテンシャルがあるとは言い切れない部分もある。

 さらにウイリアムズのレギュラードライバーには新車を進化させていくだけの経験がないことも不安材料。ロバート・クビカがリザーブドライバーとして残ったのは、そのためだろう。

 開幕へ向けての準備不足は否めず、前半戦は苦戦するのは必至だ。

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