報道が事実であれば、2021年終了時点で、ハミルトンは新たな契約によって約1億8400万ドル(約197億2100万円)という驚異的な額を稼いでいることになる。だが、元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーはこれをまったく正当な報酬だと考えているようだ。
「もしもルイスを失ったら、メルセデスはフェラーリとレッドブルに続く3番手チームにしかなれなくなるだろう」と、かつてフェラーリやマクラーレンで走った経験を持つベルガーは主張している。
「ハミルトンは現役ドライバーのなかで最速のドライバーだ。彼は状況を変える力を持っている。だからメルセデスは何としてでも彼を確保するべきなのだ」
近いうちにメルセデスとハミルトンの契約延長が正式に発表されるとみられているなか、レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、双方に緊張状態をもたらそうとしてか、自身の見解として、ハミルトンはある理由があって契約書へのサインを遅らせているのだと主張した。
マルコはSport Bild誌に対して、「トトは(セバスチャン・)ベッテルとマックス(・フェルスタッペン)の獲得を試みたが、いずれにも断られた」と語った。
「当然、このことはルイスの耳に入った。だから彼は自分の値段を吊り上げたのだ」
