15周目にウルトラソフトのサインツがピットイン。17周目にはバンドーンがピットインするが、ハミルトンは21周目にファステストラップを記録した直後の22周目のターン1で大きくタイヤをロックさせてコースオフしてしまい「このタイヤは終わった!」とピットに飛び込んでソフトタイヤに交換。ベッテルは「8秒のマージンがある」とステイアウトを選んだ。
24周目には入賞圏を堅持するルクレールがピットインし、同じソフトタイヤを履くサインツとアロンソの後ろ11番手でコースに戻る。しかしルクレールはすぐさま26周目のターン1でアロンソを抜いて10番手に浮上してみせた。
レッドブル勢同士のバトルも激しさを増し、27周目のターン1でアウトからリカルドが抜くがフェルスタッペンは譲らずターン2でインに留まって4番手を死守する。リカルドは35周目のターン1でようやくアウト側からフェルスタッペンを抜き去って4番手に浮上した。
30周目にようやく首位ベッテルがピットインしてソフトタイヤに交換。余裕を持ってハミルトンの前でコースに復帰する。首位に浮上したボッタスは2番手に下がったベッテルよりも遅いペースのままステイアウトしてピットストップを遅らせる。
硬めのタイヤで速さを発揮する3番手ハミルトンは2番手ベッテルよりも速いペースで周回を重ねてギャップを縮めていく。
37周目まで引っ張ったリカルドはウルトラソフトに換えて最終盤のプッシュに入るが、翌周ピットインしたフェルスタッペンはリカルドの前で戻ることに成功する。