当然ながらメルセデスは勝利のチャンスがあれば、それを手にするつもりでいる。しかし、チームは純粋なスピードの面でいまだフェラーリに遅れを取っており、まだ多くの仕事が残っているとウォルフは主張する。
ただし次戦スペインGPの開催地であるバルセロナのカタロニア・サーキットは、メルセデスがプレシーズンテストで優位性を示した場でもあるため、高いパフォーマンスが期待される。
「だからといって、現状(フェラーリに対して)少々の遅れを取っているという事実に変わりはない。しかし、きっとルイスがメルボルンで逃した勝利を取り戻すだろうね」
「バルセロナは面白い場所だ。我々はあそこで最速だったのだから、そのペースがどこで失われてしまったのか、またはサーキットの特性によるものなのかが分かるだろう」
「ただ、どんな場所でも追いつけるように、我々にはまだやるべき仕事が間違いなく多くある。現状ではフェラーリが最速のマシンのようだからね」