信頼性の問題が浮上したことも、ベッテルにとっては懸念材料となっている。チームメイトであるキミ・ライコネンは金曜日のフリー走行後、予防策としてエンジンを交換しなければならなかった。しかしレースの25周目、彼はパワーユニットのトラブルによりリタイアを余儀なくされた。
主要なパワーユニットコンポーネントは、シーズンを通してそれぞれ3基しか使用できないことから、ライコネンは今年後半にグリッドペナルティを科されるという可能性に直面している。そしてベッテルは、彼にも同じことが当てはまるのではないかと恐れている。
「次のレースに向けて、何が欠けているのか、その原因は何かということを理解することが重要だ。(スペインGPの)週末は信頼性の面で不十分だった。キミはエンジンに問題があり、レースをリタイアした」
「何度も言ってるけれど、このチームは強く、大きな可能性を持っている。でもいま抱えている問題に取り組む必要もある」
「言い訳を探すべきじゃない。肝心なのは僕たちは勝てるほどには速くなかったということだ。その問題に取り組まなければならない」とベッテルは締めくくった。
1 2