「私の哲学はロータスでエンストンにいた時や、DAMS時代と変わっていない。スタッフに気持ち良く仕事をしてもらいたいので、快適な環境を用意する。素晴らしいものを作り出すには、それなりの代償を払わなければならない」

「しかし、行き交う複雑なバイパスを取り除く必要がある。そういったものをチーム内とどめておくのはリスクがあるし、フェラーリに起こったこと(従業員がテクニカルデータを流出させたスパイゲート事件)がそれを証明している」

「もちろん、時間をかけて築き上げる必要がある。ロス・ブラウンはフェラーリを数年を費やし勝てるチームを作り、その後のメルセデスでも同様の功績を残した。レッドブルにも同じことが言える」

 ブーリエは、マクラーレンに来年度からの成功の兆しが見られるという。

「チームは今、まとまっている。それも小さくまとまっているのではなく、無駄を削ぎ落として洗練された状態にある。チームの雰囲気は良く、柔軟でクリエイティブだ。スタッフを信頼しているし、すべてが来季に向けて順調に進んでいる」

「我々が2年間歩んできた道のりは、非常に目まぐるしいものだった。それでも、今は目標に近づいている」

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伊達望だてのぞみ
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