フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)とカルロス・サインツ(ルノー)

 コクピットにいない週末を楽しんでいるのか、あるいは多数の関係者と協議する多忙な日々を過ごしているのか。フェルナンド・アロンソの後半戦はベルギーGPでなく、8月19日のWECシルバーストーン戦から始まる。

 ル・マン24時間に続きトヨタで連勝を目指すこの日、インディ・シリーズ第14戦ソノマがある。先日、マイケル・アンドレッティが「このレースのころまでに19年について決断を」と発言。F1か、インディか、WECか、タイムリミットが近づきつつある。

 マクラーレンのザック・ブラウン代表はアロンソとは長期契約があると言う。そこで気になること。大物ドライバーは契約時に、『パフォーマンス条項』を契約書類の項目の中に入れるものだ。たとえば「シーズン前期までに〇位以上でなければ契約を見直す」とか、大物アロンソならばそうした条件を担保していると考えられる。

 F1をこのままマクラーレン・ルノーで走り続けるのを仮にプランAとしよう。プランBは他チームへの移籍、8月8日時点で2019年契約が決定済みのF1ドライバーは6人、フェラーリのシートひとつが空いている。セルジオ・マルキオンネ氏の急逝で新首脳陣体制に変化したフェラーリ、アロンソ側がコンタクトをとるのは自然な流れだ。新CEOのルイス・カミレリ氏とは旧知の間柄なのだから。

 プランCはアメリカ・インディ転向。そこで気になるのはトヨタとのWEC契約があり、現在ホンダ・エンジン使用のアンドレッティ・チームには行けない。だが昨年、一時彼のチームがシボレーにスイッチする動きがあり、実現はしなかったもののもしアロンソが彼のもとに来るなら、シボレー獲得とともにビッグスポンサーも望めよう。アンドレッティも待っている。

 アロンソの2019年動向にはルノー、シボレー、トヨタ、ホンダも絡まり合っていると思われる。さらなる“プランU(ウルトラ)”もありえるのだろうか。8月19日からはまたレース by レースが続く。「フェルナンド早く決断・発表を」とメーカーやチーム関係者何人もが迫っているこの夏である。

■ピエール・ガスリー株が急上昇、自ら“アピール宣言”も

本日のレースクイーン

優羽ゆうは
2025年 / スーパー耐久
LOVEDRIVE RACING
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円