マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)

 ハンガリーGPの6位入賞が絶好のアピール・レースになったピエール・ガスリー。5日後に『リカルド・ショック』がレッドブル・グループを襲ったからだ。

 彼らが今年カルロス・サインツJr.をルノーに“レンタル移籍”した際、レッドブルのシートに空きが出たら呼び戻すと公言。ならば8月4日に即『サインツ復帰』を発表するタイミングがあったはず。だが、それはなかった。フェルスタッペンとサインツを組ませたら、15~16年の“不仲騒動”になるのは必至。いまやエースのマックスは抵抗し、サインツもNo.2扱いは拒むだろう。

 そこで第3の男、ガスリーが登場する。ハンガリーGP後、「僕はタイヤ・マネージメントに自信を持てる、大きな進歩をやり遂げた」と自ら宣言。これはヒュルケンベルグに対し、予選は同等でも決勝のタイヤ・マネージメントが見劣りするサインツを意識したコメントに聞こえる。

 もしレッドブルがガスリーを昇格させた場合、トロロッソ・ホンダは窮地におちいる。あくまでサインツをグループ傘下にとどめるのなら、トロロッソにまわす選択がある。だがサインツ自身にはマクラーレンからの“ラブコール”が届き、再びトロロッソか新天地マクラーレンか、彼も決断すべき夏となった。

 ――サマーブレイクまっただなかの“シートバトル”。熱戦の口火をきったリカルドは誰よりもいま、夏休みを満喫していることだろう。

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