スパのセクター1は、1コーナーを通過した後、レ・コームのブレーキングまで全開。その距離は2.015kmと全21戦中、2番目に長く、パワーユニットの性能が速さに大きく影響する。

 しかし、ブレンドン・ハートレーは、「ストレートスピードはパワーユニットの性能だけでは決められない。空気抵抗のレベルで全然変わってしまう」と言う。

 じつはフリー走行2回目は、スーパーソフトを履く前のソフトタイヤを履いたベストタイムでは、ガスリーは11番手につけていた。しかし、スーパーソフトでは15番手。

 そのことをガスリーに聞くと「ソフトのときはトウ(スリップストリーム)についていたんだ」という。ストレートではパワーユニットの馬力よりもウイングの角度やスリップストリームにつくかどうかで簡単にスピードが変わる。

 実際に最高速の順位を比較すると、ハートレーは時速338.1kmで7位、ガスリーは時速330.9kmで12位だった。しかし、最高速を出したときと、ベストタイムを記録したタイミングは必ずしも同じではない。したがって、最高速だけではパワーユニットの評価はできない。

 もちろん、ストレートスピードを上げるためにダウンフォースレベルを削れば、コーナーが遅くなる。そのさじ加減が難しい。

 さらに予選がスタートする午後3時の段階での降水確率は47%となっており、ウエットコンディションも考慮しなければならない。

 果たして、トロロッソ・ホンダは予選に向けて、ダウンフォースをどこまで削ってくるのか、注目したい。

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