ボッタスへは「昨年は3番手からスタートしたのに、スタート直後にスリップストリームを使って逆転しました。今年もポールポジションより予選は3番手か4番手のほうがいいと思っていますか?」という質問が。これにはボッタスも苦笑いしてこう答えた。

「確かに去年の勝因はスタート直後にスリップストリームを使うことができたことだけど、やっぱり、レースというのは少しでも前からスタートしたほうがいい。その前の年はいずれも最前列からスタートしているからね。特に今年は何ヶ所か舗装が新しくなっていて、グリッド上では、ちょうど1列目だけが新しくなっているから、最前列のほうがアドバンテージがあると思う」(ボッタス)

 2019年のフェラーリ入りが発表されてから初めてのFIA会見となったルクレール。そのため、この会見では「フェラーリドライバーになるというあなたの夢は達成されましたが、もうひとつの夢である初勝利についてはどうですか?」という質問が。しかし、ルクレールは冷静にこう答えた。

「そんなことはまだ全然考えていない。いまはザウバーでの仕事を最後までやり遂げることしか頭にない。もちろん、フェラーリのドライバーになることは僕の夢だった。それは事実だけど、今シーズンはまだ6レースもある。来年のことを考えるのは、まだ早い」

 ルクレールは英語のほかにフランス語、イタリア語も達者で、コミュニケーション能力が高く、絶対に脱線しない。フェラーリとしてはこういう部分の能力も買っているのだろう。

 とはいえ、脱線しないために面白みに欠けてしまっていることも否めない。「まだまだ学ぶことはたくさんある」というルクレール。残り6レースは、ドライビングテクニックだけでなく、先輩のライコネンから記者やファンの心をつかむ会話術を学んでほしい。

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