フェルスタッペンのペースは15周ほど若いソフトタイヤを履くメルセデスAMG勢やベッテルよりも速く、じわじわとギャップを広げていく。しかし35周目過ぎからはハミルトンがファステストラップを記録しながらフェルスタッペンに追い付いていく。
中団ではステイアウトの7番手ヒュルケンベルグに対し、8番手ルクレールは7秒、9番手マグヌッセンは18秒後方でフォース・インディア勢は順位を入れ換えるものの両者ともにマグヌッセンを抜くことができない。エリクソンは37周目に2回目のピットストップを余儀なくされる。
39周目、リカルドがピットインしてウルトラソフトに履き替えると同時に、スタート直後にダメージを負っていたフロントウイングを交換し10.6秒のタイムロスを喫する。しかしルクレールの前6番手のままでコースに戻る。ヒュルケンベルグはピットインしてフォース・インディアの後方11番手へ。
42周目、フェルスタッペンがピットインしウルトラソフトに履き替えてライコネンの後方5番手へ。これで首位はハミルトン、2秒後方に2番手ボッタス、4秒後方に3番手ベッテル、10秒後方に4番手ライコネンで、5番手フェルスタッペンは24秒後方となった。
最後の10周は各車がタイヤをいたわりながら膠着状態で推移し、メルセデスAMGは順位の最入れ換えは行なわず順位が入れ替わらないまま53周のレースが終了。
ハミルトンが後味の悪い3連勝を飾り、ボッタスが2位、タイトル争いを考えると優勝が欲しかったベッテルは3位に終わった。4位ライコネン、5位フェルスタッペン、6位リカルドの3強。中団トップは7位ルクレール、8位マグヌッセン、9位オコン、10位ペレスの順となった。