ということでガスリー陣営には不本意な予選だったが、ホンダの地元グランプリで予選6、7番手獲得というのは、トロロッソ・ホンダとしては決して悪くない。当然ながらフランツ・トスト代表は、上機嫌だった。

 実は前日金曜日の夜、鈴鹿サーキットをジョギングしていると途中でトスト代表とばったり遭遇した。今ひとつ本調子でないのか身体が重そうで、それもあってか話しかけてもろくに返事も返してくれなかった。ところが翌日の予選後、パドックを歩いているとトスト代表がぽんと肩をたたいて、「昨日は楽しかったなあ」と笑顔で話しかけてきたのである。

2018年F1第17戦日本GP決勝日ホンダ八郷社長
F1日本GP、鈴鹿サーキットでトロロッソのフランツ・トスト代表と握手するホンダ八郷隆弘社長

 いや~現金な性格だなとこちらは苦笑せざるをえなかったが、決勝日のトロロッソ・ホンダは予選の速さを活かすことができず、ガスリー11位、ハートレー13位に終わる。

 最適なエンジンマッピングへの変更を予選後にFIAに申請し、いったんは承認された。ところがレコノサンス走行を終えてグリッドに着いてから、FIAは使用禁止を通告。それもあってガスリーは期待した速さを発揮できず、予選の勢いをレースに繋げることはできなかった。

 そしてトスト代表はといえば、ガスリーがQ3進出しながらもレースではアロンソに幅寄せされ、ノーポイントに終わったイタリアGPに続いて、さっさとサーキットから帰ってしまった。こうして今回も、トロロッソ・ホンダのチームリリースにはトスト代表のコメントは載らなかったのである。

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