トロロッソ・ホンダ ブレンドン・ハートレー様
初秋の候、貴殿におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます。
先日、ニュースで貴方のF1マシンに『赤べこ(Akabeko)』と愛称をつけていただいたことを拝見いたしました。
赤べこは会津地方の郷土玩具で、平安時代に蔓延した疫病を払った赤い牛が由来といわれており、また、柳津虚空蔵尊『圓蔵寺』の建立にあたって、赤い牛がどこからともなく現れ、大変な働きをして難工事を助けたとも伝えられております。
以来、赤べこを持つ子供は災難から逃れられると言われており、『子供の守り神』、『幸せを運ぶ牛』として地元の人々に愛されております。
この度、『赤べこ(Akabeko)』を愛称にしていただいたことは、大変、光栄の至りで感激した次第であり、激励と感謝の想いを込め、赤べこを贈呈したいと存じます。
貴殿におかれましては、快く受け取っていただければ幸いに存じます。
末筆ながら、貴殿並びにチームに赤べこの御加護があらんことを祈念いたしますとともに、益々の御活躍を御期待申し上げます」
2018年10月吉日
会津若松市長
室井照平
