しかし、フェラーリはそのホイールの合法性を疑問視し、アメリカGPのレース後に公式に抗議を提出する予定だった。そのことを察知したメルセデスは、タイトルが決定した際の混乱を避けるため、指摘されていた部分を改良したホイールを使用しなければならなかった。そのため、レースではオーバーヒートに悩まされ、ブリスターを起こしたのではないかと考えられている。

 ただし、アメリカGPの日曜日にメルセデスが使用していたホイールは、外周部分の形状は日本GPまで使用していたものと同様なので、変更が加えられていたとすれば、ホイール中心側のスポークに変更を加えたものと考えられる。

 またハミルトンが「いくつかの理想的ではない問題」と語っていることから、ホイール以外の問題を指摘する者もいる。

 その問題とは、メルセデスが日曜日に向けてウォーターポンプを交換していたことだ。予選後にバルテリ・ボッタスのウォーターポンプに問題が出ていることを発見したメルセデスは、大事をとってハミルトンのパーツも交換していたのだ。

 もちろん、同スペックなので、FIAの許可を得ており両者ペナルティは受けなかった。

 ただし、メルセデス側はなぜウォーターポンプに問題が起きたのかという原因を把握できていなかったため、エンジンを通常よりも抑えて使用していたのではないかと、ある情報筋は語る。

 そのためレースでは、ハミルトンがなかなかライコネンを抜けず、終盤はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)も抜けなかったのではないか、とその情報筋は分析している。

 果たして、真実は何か。そして、メルセデスはメキシコGPで復活するのか、それとも再び失速するのか。メキシコGPではタイトル争いだけでなく、メルセデスのパフォーマンスにも注目だ。

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