「スタートの最初の部分ではうまくいっていたんだけど、次の部分はそれほど良くなかった。ルイスが前にいて、僕が行ける場所はなかった。S字の後半部で僕たちには十分なグリップがなかったんだと思う。一方ルイスとバルテリは協力し合っていて、僕としてはチャンスを見出せなかった」
「ルイスはブレーキを少しだけ早くしてバルテリに外側のラインを与えていた。そして2周目か3周目には僕たちより速かったマックスにも抜かれてしまったんだ」
ライコネンは表彰台に上れたものの、フェラーリとしてメルセデスとのコンストラクターズ選手権争いを2週間後の最終戦アブダビGPまで持ち越せるだけの、十分なポイントを稼ぐには至らなかった。
「メルセデスはこのところずっと僕たちよりも強かった。彼らにはおめでとうと言うだけだよ」とベッテルは肩をすくめた。
「だけどキミが表彰台に上ったことはうれしい。コンストラクターズ選手権を獲れなかったにしても、チームとしては良い結果だからね」
アリバベーネは、素晴らしいスタートを切ったフェラーリの2018年シーズンが、このようなかたちで終わることについて失望を隠せずにいる。
「残念なことだが、今日はキミが表彰台に上ったものの、チームとしてはコンストラクターズのタイトル争いを続けていくという目標を達成できなかった。メルセデスには、チームのタイトル獲得おめでとうと言いたい」