■独創的なダブルダクト

 2018年型のPUは基本的に2017年型の発展型だが、コンプレッサーから延びるダクトは2本に枝分かれしている。2017年型(写真下)はコンプレッサーから出た1本のダクトが、サイドポンツーン左のインタークーラーに連結している。

 それが2018年型は、コンプレッサーで圧縮された空気は二方向に分岐したダクトによって、左右のサイドポンツーンに1基ずつ設置されたインタークーラーへと送られる。

インタークーラー2基方式の2018年型(上)と、1基方式の2017年型(下)
インタークーラー2基方式の2018年型(上)と、1基方式の2017年型(下)

 黄色矢印に示されたダクトは、もうひとつに比べるとかなり長い。オイルタンク下部を回して、エンジンブロックの反対側に通しているからである。

 このインタークーラー2基方式は、ルノーPUを搭載していた2017年のトロロッソがすでに採用していたものだ。大幅な設計変更をチームが嫌ったこともあるが、なによりもレッドブルが2014年以来この形式を踏襲してきたことが大きい。2019年からレッドブルがホンダPUを搭載することを、トロロッソ・ホンダ誕生の時点から見据えての措置だったと考えていいだろう。

その2に続く

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