そんな重苦しい雰囲気を吹き飛ばそうとしたのがベッテルだった。

ダニエル・リカルドとセバスチャン・ベッテル
ダニエル・リカルドとセバスチャン・ベッテル

 リカルドに、「ミスター・クロコダイル・ダニエル、オーストラリア人ドライバーが母国グランプリを制したのは1980年のアラン・ジョーンズが最後です。みんなが期待しています。勝てますか?」という質問が飛ぶと、ミスター・クロコダイル・ダニエルと呼ばれたことにピンと来ない様子のリカルドを見て、隣にいたベッテルがリカルドに、クロコダイル・ダンディという映画あったことを説明。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 そのあと、フェルスタッペンに「開幕戦に向けて、マシンが良くなっているはずと言いましたが、具体的にどこが?」という質問が飛び、フェルスタッペンが「それは答えられない」と返答すると、「ダニエルが後ろからナイフを持って近づくぞ!!」と言って、会場をなごませていた。

 またオフシーズンに何をしていたかという質問を受けたクビサが、「答えるのが難しいなあ」と言うと、「だって、冬休みがみんなより長かったからね」と、際どいジョークを発していた。

 辛いときにあえて明るく振舞うことで、明るい気持ちになろうとする人がいるが、この日のベッテルが意識して、そうしていたのかどうかはわからない。ただ、ベッテルは3年前のメキシコGPではホワイティングへの不満をFワードを使って無線でぶつまけたこともある。それは、ホワイティングなら、自分の正直な気持ちを伝えられるという信頼関係があったからではないだろうか。木曜日の会見で、ベッテルはホワイティングが特別な存在だったことを次のように語った。

「チャーリーは僕たちの仲介者だった。いつでも、何でも相談できた。彼は誰に対してもオープンで、ドアをずっと開けてくれていた」

 ホワイティングの冥福を祈りたい。

本日のレースクイーン

池永百合いけながゆり
2026年 / スーパーGT
Moduloスマイル
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで