あるチーム関係者によると、「F1のスタートシグナルは、スタートライン上にあるメインシグナルのほかに、2016年まで後方グリッド用にサブシグナルが設置されていたけど、2017年にリヤウイングが低くなったのにともなって、サブシグナルはなくなっていた。ただし、今年はリヤウイングのサイズの幅と高さがそれぞれ大きくなって、再び視認性の問題が発生したというわけだ。

 しかし昨年、ヘイローが装着されるようになってサブシグナルが復活したいたはずだ。だが、そのチーム関係者は、次のように説明する。

「ヘイロー用のサブシグナルは後方グリッド用に後方に設置されたのではなく、前方グリッドのドライバーが視線を上げたときにヘイローに邪魔されて見えないことを防ぐために、メインシグナルよりも低い位置のアウト側に設置されている。そのため、後方グリッドのドライバーからはこれも見えないんだよ」

2019年F1オーストラリアGPスタート
2019年F1オーストラリアGPスタート

 ちなみにオーストラリアGPでスタートシグナルが見えなかったのは、後方の4人のみ。20番手のロバート・クビサは「グリッドに止まったとき、ひとつ前の18番手スタートのカルロス(・サインツ)のリヤウイングで、5つあるライトの最初のブロックは見えたけど、残りは見えなかった。だから、左側に体を動かした。ちょっとしたパニックに陥った瞬間だったよ」と語っている。

 FIAは適切な解決策に取り組み始めているが、バーレーンGPで恒久的な解決策が採用されるという情報は現時点では入っていない。

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