一方、初回のFP1でパワーユニットのトラブルに見舞われたマクラーレン・ホンダは、先の合同テストでクラッシュし、今回の開幕戦を欠場しているフェルナンド・アロンソの代役、ケビン・マグヌッセンが開始15分過ぎに6コーナーのブレーキングで止まり切れず、グラベル先のバリヤにクラッシュ。ある程度減速はしていたものの、左サイドから接触したマグヌッセンのMP4-30は、左フロントタイヤに大きなダメージを受け、赤旗ともに走行不能に。チームは早くもジェンソン・バトンの1台態勢となってしまった。

 赤旗が解除となり、セッションが中盤に差し掛かると、その他のマシンもソフトタイヤにスイッチしていく。すると、ここから本命のメルセデスが速さを発揮し、トップに浮上したニコ・ロズベルグと2番手で続いたルイス・ハミルトンのシルバーアロー2台はともに1分27秒台を記録し、3番手につけるベッテルのフェラーリにコンマ7秒、4番手ライコネンには約1.1秒もの大差をつけた。
 4番手以下のオーダーはウイリアムズのバルテリ・ボッタス、レッドブルのダニール・クビアト、トロロッソのカルロス・サインツJr.、ロータスのパストール・マルドナドとロマン・グロージャンとなり、ソフトタイヤでアタックしたマクラーレン・ホンダのバトンは1分31秒387で13番手となった。

 その後、セッション後半は各車ともロングランに移行するが、ここでもメルセデスが速さを発揮。特にソフトタイヤを履く首位のロズベルグは1分32秒台前半のペースで走行するなど、チームメイトのハミルトンを常時上回るペースで周回。ただ、ベッテルにミディアム、ライコネンにソフトと2台でタイヤを分けたフェラーリ勢もメルセデスには及ばないものの、同じ1分32秒台で周回。フェラーリの後ろにつけるウイリアムズとレッドブルは1分33秒台と、ここではフェラーリ勢が2番手グループをリードしている。

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