──もうひとつ、レースを決定づけたベッテルフェラーリへのペナルティについて、個人的な感想でけっこうなんですが、聞かせていただけますか。
山本MD:僕がまず感じたのは、前戦モナコでのマックスへのペナルティもそうだったのですが、ペナルティの出し方がTVで観てる視聴者、現地で観戦してる観客に理解しづらいと思いましたね。

 まあTVの場合は解説が入るわけですけど、たとえばピットスルーペナルティとか、目に見える形にするべきではなかったかと。1位でチェッカーを受けた人が、表彰台の真ん中に立たないレースは、最後に白けてしまいますよね。

 モナコにしても、2位チェッカーのマックスが表彰台にいなかった。FIAのペナルティの科し方はもうちょっと考えた方がいいと、個人的には思いますね。

──ベッテルがペナルティを科されたこと自体は、仕方がない?
山本MD:微妙ですね。厳しい判定だと思いました。あの状況で後ろのルイス・ハミルトン(メルセデス)を、故意に邪魔しているようには見えない。たとえば両者がバトルしていて、ハミルトンが視界に入っている状態でベッテルがコースアウトしたのなら、前に行かせるべきでしょう。

 でもあの時は、クルマ2、3台分ハミルトンが後ろでしたよね。確かにライン上にコース復帰しましたけど、あれはベッテルにとっては精いっぱいでしょう。ハミルトンはもちろん、彼の視界に入ってなかったでしょうし。モナコのペナルティにしても、もしボッタスがスローパンクチャーしてなければ、不問に付された気がします。いずれにしても今日のペナルティは、厳しすぎましたね。

──再びホンダ勢の話に戻りますが、今回のレッドブルはメルセデスとフェラーリに力負けしたという印象ですか。
山本MD:もともとパワーサーキットですしね。それ以外は加減速の連続で、レッドブルの長所が活かせない。でも足りない部分があるのはもちろんですし、開発を続けていくだけです。

2019年F1第7戦カナダGP ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第7戦カナダGP ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第7戦カナダGP アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第7戦カナダGP アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)

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