同士打ちが繰り返されたハースで、ロマン・グロージャンの去就が一気に話題に上がった。ヨーロッパのメディアは、「早ければハンガリーGP限りで放出される」「後任はエステバン・オコン」「いや、ニコ・ヒュルケンベルグだ」と、かまびすしい。しかしギュンター・シュタイナー代表は、これらの憶測を一蹴した。
一方、当事者であるグロージャン自身も、余裕の表情だった。気心の知れたフランス語系ジャーナリストだけが囲んだ取材だったこともあるが、そのあとのFIA会見での生真面目な表情とは真逆の、時には際どい比喩も飛び出す、弾けたやり取りに終始した。