彼はアメリカ人ドライバーのアレクサンダー・ロッシを例にあげて、新人ドライバーの起用が裏目に出る可能性について語っている。ロッシは昨年、ロベルト・メリと交替しながら、シーズン終盤の5戦でマノーをドライブした。

「昨年、私はアレクサンダー・ロッシを起用する可能性について、何度も質問を受けた。だが、もしそうしていたら、彼のキャリアを台無しにしてしまったかもしれない」

「新人ドライバーが私たちのようなチームに加わった場合、チームのパフォーマンス不足のために、まともな成績を残せないこともありうる。だが、彼のようなドライバーには他に機会がないから、あえてそうしたリスクを冒そうとするだろう」

「そして、良い結果が出なければ、私たちが不当な批判を受けることにもなる。私たちは、まず自分たちが成長して、もっと大きなチームになることを考える必要がある。チームとしてある程度の規模になれば、若い才能を受け入れることもできるようになるはずだ」

 シュタイナーは、2017年のラインナップの発表を急いではいないという。どうやら彼は、同様にラインアップの確定していないルノー、ウイリアムズ、ザウバー、マノーといったチームの動向を見極めてからでも、遅くはないと考えているようだ。

「私たちは、もう少し待っても差し支えない立場にある。ドライバー市場にも大きな動きはないからね」

 現在のグロージャンのチームメイト、エステバン・グティエレスは、このところ成績も上向き、自分でもF1にとどまれるはずとの自信を示している。彼は来年もシートを確保できるだけの働きをしていると思うかとの質問に、シュタイナーはこう答えた。

「あと少しだけ、様子を見てから判断したい。(前戦のシンガポールで)彼はとても良いレースウィークエンドをすごした。スタートでトラブルはあったものの、あれは彼のミスではなかった」

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