「自分自身のことは分かっている。物事が落ち着いていて、妨げになるようなことがないときの方が良いパフォーマンスができる。だから今の方がサマーブレイク前よりも気分が良いのは確かだよ」

 アゼルバイジャンGP以降はチームメイトに圧倒されていたボッタスだが、着実にポイントは獲得しており、リタイアしたのはホッケンハイムで行なわれたドイツGPの1回のみだ。このときのボッタスは波乱のコンディションのなか、チェッカーフラッグまであと8周のところでクラッシュを喫した。

 ボッタスの心にひっかかっていた契約交渉の件が、潜在意識のなかで彼の注意をそらしてしまったのだろうか?

「ホッケンハイムでやったようないくつかのミスに、契約交渉の影響があったのかどうか分かるといいんだけどね」とボッタスは振り返った。

「でも正直なところそうとは言えない。レースに出ている時には、『来年の契約はどうなるんだ?』なんて考えないからね。でも何らかの影響があったとしても、それは誰にも分からないことだよ」

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