グランプリのうわさ話:2020年のドライバー候補を絞り込むハースF1。ヒュルケンベルグはアルファロメオに関心
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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シーズン後半戦に入ってメルセデスとルノーの2020年ドライバーラインアップが確定したが、次に発表することが期待されるチームはハースF1だ。ケビン・マグヌッセンは来年末まで契約が残っており、彼がシートを維持するのは確実だ。
チーム代表のギュンター・シュタイナーは、モンツァで「我々はロマン(グロージャン)や、さらにニコ・ヒュルケンベルグとも話している」と説明したが、今後どちらの方向に進むのかについては明言しなかった。結局、最終決定はオーナーであるジーン・ハースが下すからだ。
ヒュルケンベルグは、以前在籍したことがあるアルファロメオ・ザウバーへの復帰に傾いているようにみえる。またハースとしては、グロージャンとの契約を5年目まで続ける意志がないようだ。そのため、新たにチームと契約する候補としてダニール・クビアトとロバート・クビサの名前が挙がっている。
ふたりともチームに予算をもたらすことができるほか、シュタイナーが新ドライバーに求める、最新世代のマシンに精通していること、という要件にも合致している。パスカル・ウェーレインからの移籍提案をシュタイナーが断った理由はそこにある。「彼は今年で2年間F1を走っていないことになる。このスポーツでは物事が非常に速く推移するんだ」
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