「多くのトラブルは、それぞれと関連していないというのが、興味深いところだ。別々の問題が起きている。供給プロセスによる問題であったり、素材、組み立て、単純な設計ミス、はては耐用距離に達していないのに劣化が起きていたりと様々だ。特定できるようなパターンが存在しない」

 ハミルトンは2基のエンジンで残るレースを戦い抜けるか否かを懸念しており、エンジンの走行距離を抑えるために、フリー走行に出走しないことも考えていると話す。

「2基のエンジンが(残りのレースを)走り切れるかどうか、わからない。でも、それを願うことはできる。この2基が確実に最後まで保つよう、チームにはできるかぎりのことをしてもらいたいと考えている。フリー走行を走らないことも対策のひとつになるなら、走らないことにする。レースを戦い抜くためになら、何だってする」

 一方でウォルフは「フリー走行に出走しなければ、それが週末全体にダメージを与えかねない。レースに向けて、より信頼性の高い状況を作り上げていくつもりだ」と語り、フリー走行の欠場については否定的な考えを示した。

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