☆☆☆☆ ランド・ノリス(マクラーレン)
予選8番手/決勝13位

 FP1開始早々、レーシング・ラップ4周目に1分32秒前半の起動力を。昨年このセッションに起用され、鈴鹿は少し経験しているが初陣だ。チームも(カルロス・サインツJr.も)驚いたに違いない。

 S字に入る3~4コーナーで小刻みにステアリングをコントロール、探りながらの慣熟走行ではなかった。予選でサインツに肉薄する8番手、セクター1で上回っていた。決勝でも会心のスタートを切り6番手につけてアルボンとシケインでバトル。接触があったが相手を責めず、「レーシング・アクシデント」と割り切る態度が潔い。

 不運にもシャルル・ルクレールのマシンからの“デブリ”がブレーキダクトに絡まり、4周目に緊急ピットイン、最下位まで後退。自己ベストラップはサインツと0.5秒差で不運がなければ、マクラーレン勢“5-6ゴール”もありえただろう。初陣ながら隠れた健闘ノリス、19歳実力派ルーキの片鱗を見た。

☆☆☆☆ カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
予選7番手/決勝5位

2019年F1第17戦日本GP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1第17戦日本GP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 トップ3チームに自力で立ち向かったサインツ。スタートでハミルトンを追い込み、タッチしながらきわどく守った。上位陣でただ一人のワン・ストッパー、26周目までソフトで引っ張るペース配分をつらぬいた。終盤ルクレールに迫られたが同等ペースをキープ、相手は46周目にソフトに交換せざるを得なかった。同ラップの5位によって自己最多76点、ランク6位まで来ている。

☆☆☆☆ バルテリ・ボッタス(メルセデス)
予選3番手/決勝1位

2019年F1第17戦日本GP決勝 バルテリ・ボッタスが今季3勝目
2019年F1第17戦日本GP決勝 バルテリ・ボッタスが今季3勝目

 鈴鹿に合わせ開発されてきたエアロアップデートがボッタスにマッチしたのだろう。FP1からハミルトンに先行、途中でフロントサスペンションのセッティングも変えトップタイム。FP2では西コースに焦点をあてさらにタイムアップ、いい流れをつくれていた。

 だが予選では突出したフェラーリ勢のセクター1パワーにかなわず3番手、ハミルトンより好位置の奇数側につける。これがスタートでベッテルをかわすダッシュにつながり、独走パターンにもちこめた。表彰台で勝利の美酒をごくごく飲むボッタス、自分で自分を誉めているようだった。

☆☆☆☆☆ アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
予選6番手/決勝4位

2019年F1第17戦日本GP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第17戦日本GP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

 ノリスを除いて新人の彼は初めての鈴鹿にいきなり攻めかかっていった。3~4コーナーにかけてフェルスタッペンとまったく同じ通過スピード、最速で並んだ(以下ハミルトン、ロマン・グロージャン、ルクレール)。逆バンクでは“先輩”にやや劣ったが0.329秒差の6番手。これで自信をつかんだ。

 日曜予選ではフェルスタッペンにタイム差ゼロの6番手、デグナー~ヘアピン~スプーンを攻めきりここで優った。下り坂スタートでホイールスピンして出遅れるが、攻めと守りを使い分けるレースメーキングで4位へ。レッドブル5戦目に速さでひけをとらず、エースが消えたあとの頼もしいレースにホンダ応援席から大歓声がアルボンに向けられた。

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