翌周ピットインしたボッタスにはアンダーカットを封じられ、コース上での追い抜きは難しそうだった。ということはステイアウトして第1スティントを引っ張り続ける1ストップ作戦のハミルトンとの戦いになる。

レッドブル:ハミルトンは1分41秒7。1ストップ作戦だと思われる。モード7

 フェルスタッペンもボッタスのペースにはついていけないと感じており、照準をハミルトンに絞っていた。

フェルスタッペン:ハミルトンのペースは?

レッドブル:40.9

フェルスタッペン:今のところボッタスは僕より少し速い。あのペースでは走れないよ

 24周目にハミルトンがピットインし、やはり1ストップ作戦を敢行してきた。タイヤのライフ的にはややギリギリだが、ハミルトンとしてはボッタスを逆転し優勝するためにこの可能性に賭けたわけだ。

2019年F1第19戦アメリカGP決勝 ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2019年F1第19戦アメリカGP決勝 ルイス・ハミルトン(メルセデス)

メルセデス:残り32周。ここから最後まで走る。最後はフェルスタッペンとギリギリの争いになる。フェルスタッペンとは16秒、ボッタスとは21秒だ。1ストップで走り切るのはクリティカルだ。このラップタイムで走れば勝てるが、重要なのはこのタイヤを最後まで保たせることだ

 ボッタスについていけず7秒のギャップを広げられたフェルスタッペンは、30周目を過ぎる頃にはハードのリアタイヤもダメになりつつあった。依然として空力バランスは前寄りで、さらなるフラップ調整が必要だった。

フェルスタッペン:全然ターンインしていかない。もうタイヤが終わっているよ

レッドブル:デフスイッチを使え

フェルスタッペン:ターン16〜17がガスティ(突風が吹いている状態)だ。タイヤに苦しみ始めたよ。レーシングポイント(ランス・ストロール)と同じラップタイムだ、抜くのに苦労している

レッドブル:彼はピットインしたばかりでソフトを履いているからだよ

フェルスタッペン:次のスティントはフロントウイングを下げてくれ。ターン2はもう全開で行けないよ

レッドブル:了解

 フェルスタッペンは34周目に2回目のピットストップを行い、再びミディアムタイヤに履き替えた。

 40周目を過ぎると前を行くハミルトンもフロントタイヤがタレ始め、ペースが鈍っていく。

フェルスタッペン:燃費はどう?

レッドブル:今のところOK。リフトオフはタイヤマネージメントのためだけだから君の判断でやってくれ。ターン17でリヤタイヤをケアし続けろ

本日のレースクイーン

大橋はるなAmbassadeur de MOTUL
2026年 / スーパーGT
Ambassadeur de MOTUL
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで