アメリカGPの決勝終了後、フェルスタッペンは、FIAの技術指令書が発行されるまでフェラーリが不正を行っていたという露骨な発言を行った。ベッテルはこれに異議を唱え、ライバルの主張に不快感を示した。
「チーム内の誰ひとり、あれでムキになったりはしていないと思う。あのような発言はプロフェッショナルでもないし、分別も感じられない」とベッテルは語った。
「だけど一方で、皆さんたち(報道陣)も僕が言い返すことを期待しているのかもしれないね。僕はそういうことに興味はないし、言うまでもなくチームとして最も良い答えの返し方は、普段どおりのパフォーマンスに戻すことだと思っている」

フェラーリ代表のマッティア・ビノットは、今シーズン後半のチームの好調を生んだのは、マラネロのエンジニアたちによって生産的かつ適正に行われた作業のおかげだと説明し、ベッテルもこのコメントを繰り返した。
「僕たちのエンジンが最強なのだとしたら、それはチームの、特にエンジン部門による大きな成果なんだ」とベッテルは付け加えた。
「過去5年間は、メルセデスのエンジンが最強だった。今は、この数カ月間なら僕たちのエンジンが最強だよ」
「今後5年間この状態が続いてくれるといいね。それについて人がどう思おうと何を言おうと、僕は気にしない」