Q3の1回目のアタックでは、今週ずっとロズベルグに先行を許してきたハミルトンがついにトップタイムを記録。エンジニアは「ターン13、それとターン14でもう少しタイム短縮が可能だ」とアドバイスする。これにフェラーリ勢が続き、レッドブル勢は5位・6位に留まる。フェルスタッペンはさらに悪いことに「ギヤシンクを失った!」とクイックシフト機構が機能しなくなったことを訴える。

 2回目のアタックでハミルトンはセクター1で最速タイムを記録したものの、セクター2と3ではロズベルグが最速タイムを塗り替えて1分30秒647でポールポジションを奪い返した。「ポールポジションだ!」「みんなありがとう!」。3年連続のポール獲得で、いよいよまだ果たせていない鈴鹿制覇に挑む。ハミルトンは0.013秒差の2位に終わった。

 3位にはライコネン、4位にはセバスチャン・ベッテルが入り、ベッテルは「なぜかシケインのブレーキングとトラクションが上手く行かなかったけど、予選としてはクルマはとても良かった。とても大きな前進だ。みんなありがとう」と感謝の言葉を無線で伝えた。ただしベッテルは前戦で3グリッド降格ペナルティを受けており、予選5位のフェルスタッペンが4番グリッドに就く。

 7位にはセルジオ・ペレスが入り、“3強以外のベスト”のポジションを獲得。フリー走行を通してハードタイヤを中心にテストし、ロングランではフェラーリを上回るペースとデグラデーションの少なさを見せているフォース・インディアの存在は不気味だ。

 決勝は日曜の午後2時から始まる。今夜から明日の午前にかけては雨の予報もあり、どのチームにとってもまだまだ予断を許さないコンディションでのレースになりそうだ。

本日のレースクイーン

奥西はつみおくにしはつみ
2025年 / スーパー耐久
AutoLabo Lady
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円