■F1ストラテジーグループ
将来的なレギュレーション変更を検討するグループで、2013年に誕生。FIAと商業権管理者(FOG)、参戦チームにそれぞれ6議席が与えられ、これらにパワーユニットサプライヤー1社と6つのイベントプロモーターが加わる。6つあるチームのうち、5つはレッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデス、ウイリアムズで固定。残り1枠はこれら5チームを除いたチームのうち、前年のランキング最上位に与えられる。F1ストラテジーグループで承認されたレギュレーション変更案はF1コミッションに送られ、ここで承認を受けた後、最終的には世界モータースポーツ評議会で決議される。
■世界モータースポーツ評議会
FIAの組織。『World Motor Sport Council』の原語を略し、WMSCとも呼ばれる。年に3~4回開催され、F1ストラテジーグループ?F1コミッションを経て承認されたレギュレーション変更案を最終的に採択する。FIA会長のジャン・トッドや各国自動車クラブの代表(日本の場合はJAF:日本自動車連盟)、F1商業権管理者などで構成される。
■スチュワード
レース競技委員。走行プログラム中に発生した出来事に対し、あらゆる決定を行う。ドライバーに対するペナルティを協議するのもスチュワード。3名のスチュワードのうち、1名は開催国から選出。ドライバーの視点を含めて審議できるよう、2010年から元F1ドライバーを1名加えて対応している。
■マーシャル
コース係員。コースサイドに設けられた各ポストに待機し、スチュワードからの指示を受けて各種フラッグを掲示したり、コース上で走行不能に陥った車両の撤去やコースの清掃を行ったりする。
