こうして大量データを収集し、2台をすり合わせていくアプローチを巧く機能させているのが後半のレッドブル。それが現在50点リードにつながっている。だから劣勢フェラーリ側はどうしても“一か八か的”なタイヤチョイス、レース戦略オペレーションに動かざるをえない。母国メディアからそれを批判攻撃されるのに耐えるアリバベーネ代表、ベッテル、ライコネン……同情したくなる。

 フォースインディア対ウイリアムズ、両者の勝敗因ははっきりしている。予選ポジションで後塵を浴び続ける古豪は集団の中に埋まり、金曜単独ロングラン・データはまずまずでもタイヤを痛め、想定ペースに乗せられない。フォースインディア勢は上位チームに後れをとっても、中間勢力を後方に従えるポジションをキープ、前に空間スペースができるから想定ロングラン・ペ―スを維持できる。

 それを二人とも理解し無駄な争いは避け、自分たちの仕事に励む。どちらもフレッシュPUでの予選一撃が勝負の分かれ目、なお14年ドライ予選ではマッサ4位、ボッタス5位からダブル上位入賞、ライバルを退けた。

 鈴鹿で「大敗のマクラーレン」は金曜を見る限り、カーバランスは健康状態に回復。とくにセクター3の安定性からそう判断できた。一方「奇跡のハース」はホームGP初日をエアロパーツ不具合(振動のせいか)に見舞われ、それに貴重な時間を奪われ初コースを習熟できず……。“残業規定”を使ってもなんとか修復し、急増しているアメリカンF1サポーターに意地を見せねば。彼らにとってここが18戦目の『デビューレース』なのだから。

本日のレースクイーン

池永百合いけながゆり
2026年 / スーパーGT
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