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F1 ニュース

投稿日: 2020.07.06 00:18
更新日: 2020.07.06 00:39

【決勝詳報/F1オーストリアGP】リタイア続出のレースでボッタスがポール・トゥ・ウイン。ノリスが初の表彰台を獲得

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F1 | 【決勝詳報/F1オーストリアGP】リタイア続出のレースでボッタスがポール・トゥ・ウイン。ノリスが初の表彰台を獲得

 これで順位は首位ボッタス、2番手ハミルトン、3番手ペレス、4番手アルボン、5番手ノリス、6番手ルクレール、7番手ガスリー、8番手オコン、9番手サインツ、10番手ジョビナッツィの順となった。

 レースは55周目に再開。アルボンがターン3でペレスのインに飛び込んだものの、それとほぼ同時にまたしてもセーフティカー導入。再スタート直後にライコネンの右フロントタイヤが外れて飛び、コース上にマシンを止めることとなった。アルボンはペレスにポジションを戻して再びセーフティカー先導となった。

 この間にサインツが8番手に上がり、オコン9番手、クビアト10番手、ベッテル11番手という順に入れ替わっている。レースコントロールはセーフティカー出動の瞬間の各車の位置関係をチェックし、アルボンは3番手、ペレスが4番手と位置を入れ換えるよう指示が出た。同様に疑いのあったサインツもオコンにポジションを戻すこととなった。

 レースは61周目に再開。ここでソフトタイヤのアルボンがハミルトンに襲いかかり、ターン4でアウトに並びかけるが接触し、スピン状態でコースオフして最下位13番手まで後退してしまった。これで再び3番手に浮上したのはペレス。これに4番手ノリス、5番手ルクレール、6番手サインツ、7番手ガスリー、8番手オコンと続く。

 63周目には後方でサインツがファステストラップを更新するが、64周目にはルクレールがバックストレートでDRSを使ってターン4でアウトからノリスをパスし、4番手に浮上すると同時にファステストラップを塗り替える。

 ハミルトンには接触に対し5秒加算ペナルティが科され、メルセデスAMGは首位ボッタスに対しギャップを広げるよう指示。3番手に浮上したルクレールとハミルトンのギャップを2秒から5秒以上に広げるべくプッシュを再開した。ボッタスは68周目にファステストラップを更新しハミルトンも0.6秒差で付いていく。

 ペレスにはピットレーンでのスピード違反で5秒加算ペナルティが科されたが、68周目のターン3でノリスはインに飛び込んで接触しながらオーバーテイク。

 68周目にアルボンがパワーを失ってストップ。さらに70周目にはクビアトが突然メインストレートで左リアタイヤをバーストさせてターン1でストップし、これでホンダ勢の生き残りは7番手のガスリーのみとなってしまった。

 メルセデスAMG勢はフィニッシュまでフルプッシュを指示し後続を引き離そうとしたが、5秒加算ペナルティによってはミルトンは4位に降格。2位ルクレール、そして3位には最終ラップにファステストラップを更新したランド・ノリス(マクラーレン)が入った。ペレスは最終ラップのバックストレートでサインツにも抜かれて6位でフィニッシュとなった。7位ガスリー、8位オコン、9位ジョビナッツィ、10位ベッテルという最終結果となった。

 9台がリタイアする大荒れのサバイバルレースとなり、完走扱いのクビアトとアルボンを加えても完走僅か13台という大波乱の2020年の開幕戦となった。


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