これで首位はボッタス、7秒後方に2番手ハミルトン。3番手アルボンはこれについていくことができず、ハミルトンから毎周0.5秒ずつ徐々に離されていく。ノリス、ペレス、ルクレール、サインツは同じようなギャップでタイヤを労りながら走行を続ける。その後方は8番手ストロール。9番手ベッテル、10番手リカルドとなり、アルファタウリ勢がこれにつづく。

 17周目にリカルドがスロー走行となりピットに戻ってリタイアした一方、18周目にはベッテルがターン3手前でストロールを抜いて8番手へ。20周目にはさらにストロールがセンサートラブルでパワーを失ってピットに戻りリタイアとなった。

 25周目のターン3でマグヌッセンがスピンオフしてランオフエリアに止まり、セーフティカー導入。ここで20周目にスピンオフしてタイヤ交換を済ませていたグロージャン以外の全車がピットインとタイヤ交換を済ませてしまう。ペレスだけがミディアムタイヤをチョイスし、それ以外はすべてハードタイヤを履いた。ハミルトンはボッタスと勝負するためにミディアムタイヤを望んだが、チームは2台ともにハードタイヤを履かせた。

 順位は首位ボッタス、2番手ハミルトン、3番手アルボン、4番手ノリス、5番手ペレス、6番手ルクレール、7番手サインツ、8番手ベッテル、9番手ガスリー、10番手クビアトの順となった。

 レースは31周目に再開。直後のターン3でサインツがルクレールのアウト側に並びかけるが抜けず、その空いたインにベッテルが飛び込もうとするが、ブレーキングが遅すぎてロックアップし、サインツに僅かに接触しながらスピン。これで最後尾まで落ちてしまう。

 33周目にはペレスがミディアムタイヤのグリップを生かしてノリスをパスし4番手へ浮上。首位ボッタスはファステストラップ連発で2番手ハミルトンを引き離していく。しかしハミルトンも負けじとプッシュしてファステストを記録し、ギャップを再び1秒以内に縮めDRS圏内に入っていく。両者ともに一歩も退かずプッシュを続け、0.6秒前後の差でしのぎを削る。メルセデスAMG勢は2台ともにストロール車と同様にギアボックスのセンサートラブルを抱えており、過熱するドライビングを抑制するように両者に「縁石には乗らないように」と無線で指示を飛ばす。

 45周を過ぎたあたりでいよいよ「センサートラブルは深刻だ」とストラテジストから2台に無線が飛び、ハミルトンは追撃の手を緩めてギャップは再び1.5秒以上に広がった。

 3番手アルボンはこの2台に付いていくことはできず、やはり1周0.5秒前後のペースで離されて単独3番手。その2秒後方にはミディアムタイヤのペレスが続く。9番手のダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)の後方にはエステバン・オコン(ルノー)が迫り激しいバトルを展開する。

 しかし51周目にジョージ・ラッセルが突然パワーを失ってターン4イン側にストップ。これで再びセーフティカー導入となり、メルセデスAMG勢はステイアウト。ここでアルボンはギャンブルに出てピットインしピットインしソフトタイヤに履き替える。ノリス、サインツ、ルクレールも同じようにピットに飛び込んだがこちらはミディアムタイヤを選択。クビアトはソフトに履き替えた。

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