ここまでの4戦では最大のパワーサーキットである、シルバーストンで行われた第4戦イギリスGP。パワーにも勝るメルセデスに対しては苦戦が予想され、実際レースでは予選ほどの大きな差ではなかったものの、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は先行する2台に追い付けない展開だった。しかし終盤、次々にタイヤバーストする波乱の展開のなか、2戦連続の2位表彰台を獲得した。
レース後の田辺豊治テクニカルディレクターはその結果を素直に喜びながらも、「状況自体は、この4戦で何も変化はない」と、依然メルセデスとの差は縮まっていないという見解だった。