開幕4連勝していたメルセデスの勢いを、5戦目の70周年記念GPで止めた直接の理由は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が語っているように「ハードタイヤを履いてQ2を突破するという決断をし、それを成功させて、ハードタイヤでレースをスタートする権利を得たこと」だった。
しかし、その決断だけが勝因ではないことは、敗れたバルテリ・ボッタス(メルセデス)の敗因の弁からもわかる。
「もし、僕たちが予選のQ2でハードを選択していたら、結果は変わっていたかって? だぶん、結果は変わらなかったと思う。だって、僕たちはレースで履き替えたハードでもブリスターを起こしていたんだから」