2020年F1第6戦スペインGPでのフェラーリは、第2戦シュタイアーマルクGPで投入したフロントウィングの改良仕様を、旧型に戻していた。ドラッグが多くなることに目をつぶって、できるだけダウンフォースを稼ごうという意図だった。

 フェラーリの開発エンジニアがドラッグとダウンフォースの両立に手こずっているのは、2020年型マシン『SF1000』がメルセデスをしのぐハイパワーを誇った去年のパワーユニット(PU)を念頭に設計されたからである。しかしすでに昨年のからフェラーリ製パワーユニットには燃料流量制限とオイル燃焼の2点で、重大な規約違反があると見られていた。

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