●フェラーリファン驚愕のタイム

 F1公式が調べた2019年と2020年のラップタイム比較を一覧化したものが以下の通りだ。ウィリアムズは1周あたり2.424秒速くなっており、努力が結実している様子が窺える。

 一方で深刻なのはフェラーリだ。スパを制した昨年の速さが失われていることを数字が示している。「きっとフェラーリは自分たちのカテゴリーを走っていたんだ、つまりそういうことだ」と一部のファンから悲痛なコメントが聞かれる。

 この数値が正しいことを裏付けるかのように、フェラーリは2台揃ってQ2敗退。昨年スパを制したシャルル・ルクレールからは悲壮感たっぷりの無線が飛ぶ。

●Q2常連入りのラッセル

 今シーズンは開幕戦から予選で気を吐くウィリアムズのジョージ・ラッセル。フェラーリPU勢の不振も重なり、予選Q1ではルクレールを上回る14番手タイム。

 最終的に14番手のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とは約コンマ2秒差の15番手タイムをマーク。この結果にはラッセル自身も驚きを隠せなかった。

●今季自己ベストの予選/フェルスタッペン

 これまで予選はメルセデスの一強状態となっていた今シーズンのF1。このスパでも結果的にはワン・ツーとなったが3番手タイムを記録したフェルスタッペンと2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)の差はわずか0.01秒差。

「あー!(回生)エネルギーがちょっと早く使い切られたよ!」と好タイムにも悔しさをフェルスタッペンだった。これは予想を上回る全開走行の多さが引き起こした現象で、決勝レースへの期待が膨らむ。

●ハミルトン・マスタークラス

 今シーズンは一強の様相を呈しているメルセデス。昨日行われた予選でもハミルトンがぶっちぎりのコースレコード1分41秒252で自身通算93度目のポールポジションを獲得した。

「メルセデスは別カテゴリー」と揶揄されることも珍しくなく、メルセデスは今回のアタックラップを『ハミルトン・マスタークラス』と評した。

 そんなハミルトンはこのポールポジションをチャドウィック・ボーズマン氏に捧ぐとコメントした。映画『ブラックパンサー』の黒人ヒーロー役を務めたボーズマン氏がこの日、大腸癌により43歳の若さで人生に終止符を打っていた。

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