2020年F1第8戦イタリアGPから、新しい技術指令(TD)が施行され、全車、予選とレースで同じICE(内燃エンジン)モードを使用することが義務付けられた。
ICEの出力制御は、燃焼室内に噴射する燃料量や点火タイミングの変更によって、主に以下の3種類のモードがあった。
・フリー走行モード
・予選モード
・決勝レースモード
この3種類はパワーユニットマニュファクチャラーによって、さらに細かく細分化されたセッティングになっており、たとえばレースでは、集団のなかでの走行時にはエンジンに優しい低負荷仕様のレースモードで走らせている。