■マクラーレン・ホンダ:順位以上の働きをしたアロンソ
アメリカGPでアロンソは8点、バトンは7点の評価を受けた。
アロンソは12番グリッドから5位入賞を成し遂げた。
「特別速さはなかったものの、強力なレースをし、可能な中で最大限の結果を挙げた。1回目のピットストップの後、ルノー2台とザウバー1台の後ろになってしまったことに不満を示していたが、次のピットストップはVSCの際に行うことができた」
「アロンソはその後、執拗に前のグループに迫り、ターン15で仕掛けてマッサを驚かせた。サインツをオーバーテイクした後、コースオフしたものの、うまく態勢を立て直し、5位をつかんだ」
バトンは19番グリッドから9位でポイントを獲得した。
「バトンとマクラーレンは予選で大失敗した。ソフトタイヤで出たものの遅すぎ、その後のランではトラフィックに出くわしてQ1敗退となった。しかしバトンは決勝で素晴らしい1周目を走って11位に上がり、予選の低迷を帳消しにした」
「グティエレスをオーバーテイク、フェルスタッペンとライコネンの脱落で順位を上げた。ペレスにはピットストップで前に出られてしまったが、堅実なレースをした」
メキシコGPでもアロンソが8点、バトンが7点という評価がなされた。
アロンソは11番グリッドから13位フィニッシュに終わった。
「決勝1周目にサインツから芝の上に押し出されたが、見事に態勢を立て直して見せた。このことだけで満点を与えてもいいぐらいだ。あれは大きなアクシデントにつながりかねない状況だった」
「予選のパフォーマンスも優れていたが、決勝ではその順位が示すよりもずっと素晴らしい仕事をした。ピットストップ作業の問題でタイムを失い、終盤はエンジントラブルを避けるために出力デチューンを強いられながら走っていたのだ」
バトンは13番グリッドから12位でチェッカーを受けた。
「最近のパターンどおり、バトンは予選ではアロンソにかなわないが、決勝では強力な走りを見せた。アロンソの2回ストップに対してスタンダードな1回ストップの戦略を採ったことでチームメイトより前でフィニッシュした」
「エリクソンより上位を獲得すべきだったともいえるが、戦略の違いが影響したのは確かだ。マシンのペースを考えれば、週末を通してまずまずの仕事をした」
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