ところで、あのバーチャルセーフティカーに、わたしは一言物申したい。
ハミルトンさんだけが得したように見えたけど(実際そうだけど)、ハミルトンさんはセーフティカーの恩恵受けなくても、自力でピットストップロスタイムを稼いでおりました。
タイム更新の連続でオーバーカットを狙っていたのに、あのバーチャルセーフティカーに水をさされた気持ちでございます。
あと、だすならせめて1周分はだしてくれよと。
ついでにライコさんも入れてくれいやなんでもありません。
そしてボッタスさん。
2周目でデブリ(フェラーリの破片)を踏んで、クルマのバランスが悪くなっていたと聞きました。
後から見た画像のデブリが、とてもとてもでかくて驚きました。
あんな大きな破片、一体どこに挟まっていたの。
バーチャルセーフティカーにまで応援されてしまうハミルトンさんと、デブリに引き止められるボッタスさん。
これが主人公力の差なのでしょうか。
ボッさん、月並みな言葉だけれども、元気だして……。
予選絶好調だったガスリーさんは、9周早々にガレージへ。
タッペンさんも、タイヤバーストでリタイアに。
アルボンさんは、リスタート時に悪夢のクルリンパ……。
神よ、なぜ人は、絶対に成功せねばならぬときに限って、やらかしてしまうのでしょうか。
ダニール・クビアトさんがいい走りしてくれたのが、救いでございました。
レッドブル勢にとっては、ポイントを大きく取り逃したレースでございました。
アルボンさんのクルマを止めた後の姿も胸にきましたが、
ラッセルさんのクラッシュ後に座り込んでしまった姿も、気の毒でございました。
レース中ならいざ知らず、セーフティカー中のクラッシュだからなぁ……。

ベッテルさんは、ピットで大幅ロスをしてしまいましてポイント圏外に。
「気にしないでいい」とチームと無線で話されたそうですが、あきらめの言葉のように感じてしまいました。
表彰台に流れるイギリス国歌が、F1のBGMのように感じてきた今日このごろ。
ダニエル・リカルドさんを見つめるルノーさんクルーがニヤニヤしているようにみえたのは、気のせいでしょうか。
シャンパンファイトの後、おもむろに靴を脱ぐリカルドさん。
ついに、この時がきてしまいましたよ。
靴にシャンパンを注いだーーー!? んだーーー! ハミルトンさんに、まさかのお酌したーーー!
ハミルトンさんって潔癖症なイメージがあるのに、シューイされましたよ。漢だわ。
安心してください、トルコGPまで2週間あるので、隔離されても間に合います。
胸にいろんなものがくる、エミリア・ロマーニャGPでございました。
次回はトルコGP。
イスタンブール・サーキットって、あのバーニー・エクレストンさんが所有しているんですね。
それではまたお会いしましょう!

