ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=9位
「トップ10に入れて嬉しいけれど、Q3で問題が起こらなければ、もっと上の位置を確保できた可能性がある。Q3最初のランをユーズドタイヤで走った後、インラップでパワーがなくなった。燃料システムの問題(注:チームの説明によると実際には計算ミスによる燃料切れ)が原因だった。
ピットに戻り、メカニックたちがマシンをガレージに押し戻し、そこでかなり時間を失った。マシンをリスタートさせようとした時、ギヤボックスがふたつのギヤの間でスタックし、なかなかニュートラルをセレクトできなかった。そのまま時間切れとなり、新品ソフトでコースに復帰することができなかった。
今日は6位か7位が可能だったと思うから悔しい。明日には問題が解決すると思うけど、ここではグリッドポジションが重要だから、9番手スタートでは難しいレースになる。中位グループは接戦で、今日になって序列が上がったチームもある。必要としているポイントを確保するために戦わなければならない。大混乱だった。
燃料切れの状態になっていたために、エンジンをなかなか再始動できなかった。フュエルポンプが熱くなってしまい、冷めるまで待って燃料を入れなければならなかったんだ。でも時間がなかった。Q3最後に新品タイヤでアタックするはずが、それができなかった」
マーカス・エリクソン 予選=10位
「全体的に見ていい一日だったよ。予選で強力なパフォーマンスを発揮してQ3に進出できたんだ。チームの全員がいい仕事をした。マシンのセットアップの面で正しい方向に進み、週末の中で予選で一番力を発揮できた。すごく嬉しい。
ただ、Q3の走行でミスをした。つまり本当ならもっといいタイムを出せたということなんだ。それでも最終的にトップ10に入れたから、明日はポイントを獲得できるチャンスが十分ある。(Q1でニコ・ヒュルケンベルグのアタックを邪魔したとして3グリッド降格のペナルティを受けたことに関して)基本的に僕らのチームでは、チームがピットボックスのスクリーンで、他のドライバーがクイックラップ中とかスローラップ中とかいう情報を得たら、それを無線で僕に伝えてくれるシステムになっている。
つまりスローラップ中の僕に、他のマシンが来ているとか、アタック中だとか、同じペースだよとか、そういうことをチームが教えてくれるわけだ。僕はフェラーリ2台の後ろで自分のアタックの準備をし、スイッチの変更をしていた。パラボリカから立ち上がった時にニコがすぐ後ろにいるのが見えたんだ。
彼がフライングラップなのかどうか知らなかった。後ろからアタック中のマシンは来ないと言われていた。確かにリプレイを見ると、よくない状況だと分かるけど、あの時は彼が来るのを知らなかったんだ。ペナルティを科されたのは理解できる」
