フェラーリのパワーユニット(PU/エンジン)のパワーが増したことで、ライコネンはアロンソやセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)といった古くからのライバルたちと戦い、追い抜くことができた。それでも、ストレートスピードではまだ十分な強さを発揮できないと感じているようだ。

「確かに何人かを抜くことはできたし、それはもちろん楽しかった。でも他の何人かについては、できることが何もなかった。マシンが遅すぎたんだ」

「マシンの挙動は良かったけれど、タイヤを長くもたせるためには、他のマシンよりもスピードを落とさざるを得なかった。結局、ポイント獲得まではあともう少しだった。でもその少しがすごく遠いんだ」

 36周目、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)との間に起きたちょっとしたポジション争いについて、ラッセルがやり過ぎたのではないかという質問を、ライコネンはいつものように一瞬ではねのけた。

「いや、まったく問題はなかった。ひとつかふたつのコーナーのことだし、その後、彼をかわした。だから関係ないよ」

2021年F1第1戦バーレーンGP キミ・ライコネン(アルファロメオ)
2021年F1第1戦バーレーンGP キミ・ライコネン(アルファロメオ)

 土曜日の予選ではチームメイトのジョビナッツィがわずか0.084秒差でQ3進出を逃した。ライコネンは予選の時点で、チームが昨年の同じ時期と比べてはるかに良い状態にあると感じており、Q1とQ2でのラップにパフォーマンスが欠けていたことについて、自分自身を責めた。

「マシンは確実に良くなっていた。ただ、僕のラップが平凡だったんだ。すべてのラップで小さなミスがあり、パーフェクトなラップにできなかった。FP3のときから少しマシンに手を加えた。予選に向けてはやるべきことではなかったが、決勝では助けになるはずの変更だった」

「もっと悪い結果に終わった可能性もあるけれど、もっと良い結果を出せたかもしれない。でも全体的にみれば、去年の開幕戦と比べて確実に良くなっている。それでもポイント争いをするにはまだ遅すぎる」

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