■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 決勝=2位

2021年F1第4戦スペインGP 決勝後のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)
2021年F1第4戦スペインGP 決勝後のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)

 今日はやれることをすべてやった。ターン1でリードを取ることができたが、その後はメルセデスと比べてペースが少し劣っていた。もちろん優勝したかったけれど、今日はやれることをすべてやり、チャンスを最大限に生かしたので、それほど落胆する必要はないと思っている。

 他の戦略を採り、2回ストップで彼らよりも前にピットストップをしていたとしても、彼らに勝てるだけのタイムを稼ぐことはできなかっただろう。今日は彼らの方が速かったからね。

 自分のペースについても、このマシンの限界がどこにあるかについても、理解している。彼らは後ろにいてフリーストップが可能な状況だったので、違う戦略を実行するのは簡単だった。

 彼(ハミルトン)が2回目のピットストップをした時、新品タイヤですぐ後ろまで追いついてくるだろうことは分かっていた。ちょうど2019年のハンガリーと同じだ。できる限りのことはしたけれど、全く抵抗できる状態ではなかった。タイヤの状態によってペースが違ったから、ルイスは簡単に前に出ることができたんだ。僕は少なくとも2位はキープし、ファステストラップも記録することができた。

 今日はペースが少し足りなかったので、2位が最大の結果だった。彼らはレースペースを改善してきたようだ。なぜそれができたのか、分析する必要がある。

(自身の公式サイトに語り)こうなるだろうことは分かっていた。彼(ハミルトン)はソフトタイヤで僕より速く、ミディアムコンパウンドでも明らかにペースがよかったからだ。そうなると僕たちにできることはあまりない。なんとか自分のレースをしながらタイヤマネジメントをうまくやろうと全力を尽くしたけれど、どういうわけか僕たちの方が遅く、タイヤの摩耗に関しても彼らの方が少しよかった。だから、ハミルトンが2回目のピットストップに入った時、これでおしまいだと分かったんだ。僕の方はずっとタイヤに苦しんでいて、彼らは1周ごとにどんどん近づいてきた。つまりなす術がない状態だった。

 今日のレースで、自分たちが目指す状態にまだ到達していないことがはっきりした。努力して追いつく必要がある。今は僕たちの方が少し遅いからね。でも去年と比べると大きく前進したのは確かだよ。

(記者会見で1回目のタイヤ交換について聞かれ)ピットにいつ入るのかについてミスコミュニケーションがあった。僕はあのラップに入らなければならないと思ったけれど、実際にはそうではなかった。でも幸い、さほど大きなロスはしないで済んだ。

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