■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
シャルル・ルクレール 予選=ポールポジション
複雑な気持ちだ。もちろん、ここでポールを獲得できたことは最高にうれしい。Q3での最速ラップは満足できる出来だった。セクター1は理想的ではなかったが、セクター2とセクター3はうまくまとめることができた。もっといいタイムを出せることは分かっていたのだが、最後のラップでプッシュしすぎた。それでウォールにヒットしてしまったんだ。今の僕たちにできるのは、マシンのダメージによるペナルティを受けずに済むよう祈ることだけだ。
今日のパフォーマンスは心強いものだった。でもこのコース特性がSF21にぴったり合っていたことによる、1回きりのことだと思う。コースとの相性がいいことで、今日これほどの競争力を発揮することができた。自分たちはまだ、選手権上位の2チームのレベルにはおよばないということを忘れてはならない。それでも今日は最大の力を引き出すことができたのでとてもうれしいよ。
ペナルティを受けるにしてもそうでないにしても、明日は全力を尽くして戦う。ホームグランプリで走り、しかもサーキットに観客がいるのが見えるというのは、最高の気分だ。
モナコのレースは予測不可能だ。決勝では何周も走るため、ドライバーは過酷な状況に直面することになる。でもそれは最高のチャレンジなんだ。明日はいい結果を目指して全力を注いで戦うつもりだよ。
(予選後の会見で語り)わざとやるなら、もっと軽くヒットしただろう。もちろん、故意ではない。限界までプッシュしていた。クラッシュしたせいで、自分がどのグリッドからスタートするのか分からないんだ。
(ポールを獲れたことは)大きな驚きだよ。ポール争いができるなんて思っていなかった。マシンはバルセロナの時と同じだ。僕たちのマシンは低速コーナーで強い。それでこことの相性がとてもいいわけだけど、次回以降は以前の位置に戻ると思うよ。
