2021年F1第8戦シュタイアーマルクGPの予選を8番手で終えた角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)だが、日曜日の決勝レースは11番手からスタートすることになった。予選のQ3でバルテリ・ボッタス(メルセデス)を妨害したとレース審議委員会が判断したからだ。
いったい何があったのか。タイムアタックを終えてインラップに入っていた角田がターン4へ向かっていたところ、後方からタイムアタックに入っていたボッタスがやってきた。ターン4で2台は接近。角田はターン4を大きく回ったが、ブレーキングポイントで走行ライン上にいたとして、ボッタスが無線で不満を述べ、メルセデスがレースディレクターに報告。レースディレクターのマイケル・マシが審議の対象に指定し、レース審議委員会がふたりのドライバーとそれぞれのチームのマネージャーを召喚し聞き取りを行った結果、妨害があったことを認め、3グリッド降格を言い渡した。