2021年F1第11戦ハンガリーGPは、レース直前のフォーメーションラップで大雨が降り出し、スタート直後の1コーナーでレッドブル・ホンダの2台が巻き込まれる多重事故が発生。セルジオ・ペレスはそのままリタイア。マックス・フェルスタッペンは車体に大きなダメージを受けた状態で10位完走が精一杯だった。
フェルスタッペンのパワーユニットは予選後に新たな異常が見つかり、3基目に交換したばかりだった。さらにリタイアしたペレス車のパワーユニットにも深刻なダメージが見つかり、ホンダF1田辺豊治テクニカルディレクターは、「データ上でも異常が出ており、かなり厳しい」と、継続使用は難しそうな認識を示した。