FIAはF1において共通パーツを多数導入していく意向を持っている。しかし、2022年に全F1チームにピットストップ作業に関連する機具を供給するサプライヤーとの契約が、先週、一部チームの反対により中止された。
安全性を高め、F1チームのランニングコストを削減するため、FIAはピットストップ作業にかかわる機具、つまりホイールナット、ホイールガン、それらの関連技術の供給に関して、入札手続きを実施、イタリアのディノ・パオリ社が落札した。同社はピットストップギアの供給において豊富な経験を持っており、NASCARと同様の契約を結んでいる。ディノ・パオリ社は、ピットストップにおける安全性を大幅に向上させ、ピットストップ後にマシンを安全にリリースさせることを保証するシステムの提供も提案していた。