現在40歳でグランプリ出走331回のアロンソは、すでにアルピーヌと2022年の契約を結んでいる。その後、ドライバーキャリアをどれだけ長く続けるかについては、今後、選択肢を評価していくことになる。2022年にはF1の技術規則が大幅に変わるため、チーム間の序列が一変する可能性もあると考えられており、各チームはチャンスをつかんで浮上することを狙っている。

 アロンソは、2022年にアルピーヌが速いマシンを作り出し、タイトル争いに加わることを期待している。

「2022年には皆が同じカードで戦うことになる。僕たちは賢く対処し、速いマシンを作る必要がある」とアロンソはカタールで語った。
「それができるなら、僕としては自信がある。戦いに立ち向かう準備はできているよ」

2021年F1第20戦カタールGP 2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と3位フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2021年F1第20戦カタールGP 2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と3位フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)

 アロンソはルノーで2005年と2006年に連続してチャンピオンになったが、その後のマクラーレン、ルノー、フェラーリでのシーズンではタイトルに届かなかった。

 F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは「彼があれほどの才能がありながら、2度しか世界タイトルを獲得していないことに、私は常に不満を感じている」と今週述べた。

「今の彼は、とても楽しみ、本領を発揮している。彼は今もF1に夢中なのだ。それがはっきり分かる」

 アロンソは第20戦終了時点で、ドライバーズ選手権において、オコンに17ポイント差をつけて10位に位置している。

 ふたりの関係は良好で、協力し合ってチームのために最大の結果を出すことを心がけている。アルピーヌはコンストラクターズ選手権で一時アルファタウリに追いつかれたが、カタールでのダブル入賞で、一気に引き離し、この勢いを保ち、5位を確保しようとしている。

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